病院で家族が亡くなったら?ご臨終後の流れ

公開日:2025/11/15
ご臨終

近年では、多くの人が病院で最期の時を迎えるようになりました。しかし、病院で家族が亡くなった際、何をすればよいのか分からず戸惑う方も少なくありません。本記事では、病院で家族が亡くなったときに行うべき手続きやご臨終後の流れについて詳しく解説します。ぜひご一読ください。

ご臨終後に病室で行うこと

家族が病院で亡くなった場合、まず医師によって死亡が確認されます。医師が心拍や呼吸を確認し、死亡の判定が行われると、「死亡診断書」の作成が進められます。死亡診断書は、火葬や埋葬手続き、役所での手続きに必要な重要な書類です

死亡確認が済むと、看護師が遺体の清拭(せいしき)を行います。清拭とは、故人の体を丁寧に拭いて身だしなみを整える処置のことで、顔色を整えることで穏やかな表情にし、見送る準備を整えます。

また、今後の流れ(霊安室への移動や葬儀会社への連絡など)について、病院のスタッフから案内がある場合もあります。多くの病院では、ご臨終後すぐに葬儀会社への連絡を求められることがあります。

病院から提携先の葬儀会社を紹介される場合もありますが、必ずしもその会社を選ぶ必要はありません。あらかじめ家族で希望する葬儀会社を決めておくと、慌てずに連絡できます。近年では、「もしもの時の連絡先リスト」を事前に作成しておく家庭も増えています。

霊安室に安置されている間に行うこと

故人が亡くなった後、病院での清拭などの処置が終わると、遺体は霊安室に安置されます。ここでは、葬儀の手配や最後の別れの準備、必要な書類の受け取りなど、家族が行うべきことがあります。

霊安室への移動と葬儀会社への連絡

病院での清拭が終わると、遺体は霊安室に移されます。霊安室は、葬儀会社が到着するまで故人を一時的に安置しておく場所であり、一般的に病院内や敷地内に設けられています。

霊安室に移動した時点で、家族は葬儀会社に連絡するのが一般的です。葬儀会社が決まっていない場合は、病院から紹介を受けることも可能です。

ただし、紹介された会社を必ずしも選ぶ必要はなく、自分で選んだ業者を呼ぶこともできます。病院によっては霊安室の利用時間が限られている場合があるため、葬儀会社への連絡は早めに行うことが望ましいでしょう。

遺体搬送の準備

葬儀会社に連絡すると、担当者が遺体搬送の準備を進めてくれます。搬送先の住所(自宅または葬儀場)をあらかじめ明確にしておくことが必要です。搬送までの間、家族は霊安室で静かに故人と過ごす時間をもつことができます。最後の別れのひとときとして、お線香をあげたり手を合わせたりして過ごすことが多いです。

死亡診断書の受け取りと保管

病院から死亡診断書が渡されるので、忘れずに受け取りましょう。死亡診断書は、役所での死亡届の提出や火葬許可の申請など、後の手続きに欠かせない書類です。葬儀会社が代行してくれる場合もありますが、内容を確認して自分で保管しておくことをおすすめします。

霊安室での滞在について

霊安室ではほかのご遺体も安置されていることがあるため、長時間の滞在が難しい場合があります。搬送がスムーズに行えるよう、搬送時間や段取りを葬儀会社と早めに調整しておくことが大切です

入院費用・未精算分の確認

故人の入院費用や病院での未精算分も確認が必要です。退院精算は通常、病院の会計窓口で行います。入院保証金を預けていた場合は、残額が返金されることもあります。請求書や領収書は大切に保管しましょう。

病院から遺体を搬送した後に行うこと

大切な方を亡くした直後は、悲しみと混乱で何をすべきか分からなくなることも多いです。ここでは、病院から遺体を搬送した後の基本的な流れを段階ごとにまとめました。

遺体搬送の流れ

葬儀会社の搬送車が到着すると、病院から自宅または葬儀場への移動が行われます。搬送の際、病院の出入り口で看護師や医師が見送りをしてくれることもあります。搬送先に到着すると、遺体を安置するための準備を整えます。

遺体の安置方法

自宅の場合は布団を用意し、北枕の向きに寝かせるのが一般的です。葬儀場の場合は、専用の安置室に案内され、葬儀会社のスタッフが対応してくれます。

遺体の保全処理

遺体の安置後、ドライアイスを使用して遺体の保全処理が行われます。葬儀までの数日間、故人の体を清潔に保つための処置で、葬儀会社が対応するため、家族は特別な準備をする必要はありません。

枕飾りの準備と枕経

保全処理後は「枕飾り」と呼ばれる簡易的な祭壇を用意します。葬儀会社が飾り付けまで行ってくれることがほとんどです。枕飾りが整ったら菩提寺に連絡し、僧侶に「枕経」をあげてもらいます。枕経とは亡くなった方の成仏を祈る最初のお経です。

まだ戒名(法名、法号)を授かっていない場合は、枕経の際に授与されることもあります。菩提寺がない場合や宗教者が見つからない場合は、葬儀会社に相談すると、紹介してもらえることがあります。宗教的儀式を省略したい場合も、事前に伝えておくと安心です。枕経や枕勤めのタイミングは、宗派や地域によって異なる場合があります

火葬・通夜・葬儀の日程調整

火葬や通夜・葬儀の日程調整も必要です。葬儀会社が中心となって調整し、遺族の都合や寺院、火葬場の予約状況に応じて日程を決めます。近年では、通夜や告別式を行わず火葬のみを行う「直葬」も増えています。

どの形式で見送るかは、故人の意思や家族の希望を尊重して決めましょう。葬儀の日程が決まったら、親戚や親しい知人への連絡も忘れずに行います。訃報は早めに伝えるのが礼儀です。

まとめ

家族が病院で亡くなった際は、医師による死亡確認から始まり、霊安室への安置、葬儀会社への連絡、遺体の搬送と続きます。初めての経験で戸惑うことも多いですが、病院スタッフや葬儀会社が丁寧にサポートしてくれるため、焦らず一つずつ対応することが大切です。また、葬儀の日程調整や親戚・知人への連絡など、後の手続きも多岐にわたります。家族を想う気持ちを大切にしながら、心を込めて故人を見送ることが何より重要です。あらかじめ流れを理解しておくことで、突然の事態にも落ち着いて対応できるでしょう。

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引用元:https://www.heian-tenrei.com/引用元:https://www.alphaclub-gp.jp/sagamitenrei/hall/yamagata/引用元:https://ososhiki.kinpoudou.co.jp/area/senwa/引用元:https://4000.co.jp/引用元:https://sogi.aobaya.co.jp/
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